“まごしち”の漢字の書き方と例文
語句割合
孫七100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは山里村やまざとむらつきの農夫、あわれみの深いじょあん孫七まごしちは、とうにこの童女の額へ、ばぷちずものおん水を注いだ上、まりやと云う名を与えていた。
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
孫七まごしち(秀次)めが、ぬけぬけと、そんなことを、そちに取次がしたのか」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
じょあん孫七まごしち、じょあんなおすみ、まりやおぎんの三人は、土のろうに投げこまれた上、天主てんしゅのおん教を捨てるように、いろいろの責苦せめくわされた。
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
するとある年のなたら(降誕祭クリスマス)の悪魔あくまは何人かの役人と一しょに、突然孫七まごしちいえへはいって来た。孫七の家には大きな囲炉裡いろりに「おとぎもの
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)