“まえだて”の漢字の書き方と例文
語句割合
前立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもかぶと前立まえだてのきらきらするほしひかりにおじけて、ただ口から火をくばかりで、そばへ近寄ちかよることができません。
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
この宝物こそ——伊達家秘宝の一つ、三宝荒神の前立まえだてのある上杉謙信公の兜だったというものもあります。いやいや楠木正成卿の兜だというものもあります。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
前立まえだて打ったるかぶとを冠り、白糸おどしの大鎧を着、薙刀なぎなたい込んだ馬上の武士——それこそ地丸左陣である。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)