“まえうしろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
前後100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、右左みぎひだり前後まえうしろと見まわしても、何も見えません。次に保君の目は洞穴の天井を見上げました。
新宝島 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
やがておおいなる古菰ふるごもを拾ひきつ、これに肴を包みて上よりなわをかけ。くだんの弓をさし入れて、人間ひと駕籠かごなど扛くやうに、二匹前後まえうしろにこれをになひ、金眸が洞へと急ぎけり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
屋根の形も四方葺しほうぶきでなく、切妻きりづまと称して前後まえうしろは壁になったものが多い。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)