“ほうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宝前66.7%
澎然16.7%
裒然16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敬白願書奉納鹿島大明神宝前ほうぜん、右心ざしのおもむきは、それがし土子泥之助兵法の師諸岡一羽亡霊ぼうれいは敵討ちの弟子あり、うんぬん……千に一つ負くるにおいては、生きて当社に帰参し
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
蓬々ほうほうとして始まり、号々として怒り、奔騰狂転せる風は、沛然はいぜんとして至り、澎然ほうぜんとしてそそぎ、猛打乱撃するの雨とともなって、乾坤けんこん震撼しんかんし、樹石じゅせき動盪どうとうしぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
抽斎随筆、雑録、日記、備忘録の諸冊中には、今すで佚亡いつぼうしたものもある。就中なかんずく日記は文政五年から安政五年に至るまでの三十七年間にわたる記載であって、裒然ほうぜんたる大冊数十巻をなしていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)