“べらぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
箆棒57.5%
篦棒41.1%
便覧坊1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
箆棒べらぼう、そんなことされつかえ、をどりなんざああと幾日いくかだつてあらあ、今夜こんやらつからかねえつたつてえゝから、他人ひとはれつとはあ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
甲「出来んなら尚宜しい、さ出ろ、病身結構だ、広々した飛鳥山へ出て華々しく果合いをしなせえ、う了簡まかりならん、篦棒べらぼうめ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
詐欺師や香具師やしの品玉やテクニックには『永代蔵』におおかみの黒焼や閻魔鳥えんまちょう便覧坊べらぼうがあり、対馬つしま行の煙草の話では不正な輸出商の奸策かんさくを喝破しているなど現代と比べてもなかなか面白い。
西鶴と科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)