“ぶっこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
物故85.7%
打込14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数年前物故ぶっこした細川風谷の親父の統計院幹事の細川広世が死んだ時、九段の坂上で偶然その葬列に邂逅でっくわした。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
京都の方で鋳金家の秦蔵六はたぞうろく氏も当日お呼び出しになるはずであったのであるが、ちょうど数日前に物故ぶっこされてこの日出頭が出来なかったのであるということを
銀ごしらえの脇差わきざし打込ぶっこんだ具合、笠の紐の結び様から着物の端折はしょりあんばい、これもなかなか旅慣れた人らしいが、入って来ると笠の中から七兵衛をジロリと見ました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鹿は木実きのみや清らかな草を好んで喰うと申すことで、鹿の肉は魚よりもきよいから召上れ、御婦人には尚お薬でございます……おい婆さん何を持って来て、ソレこれへ打込ぶっこみねえ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)