打込ぶっこ)” の例文
銀ごしらえの脇差わきざし打込ぶっこんだ具合、笠の紐の結び様から着物の端折はしょりあんばい、これもなかなか旅慣れた人らしいが、入って来ると笠の中から七兵衛をジロリと見ました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鹿は木実きのみや清らかな草を好んで喰うと申すことで、鹿の肉は魚よりもきよいから召上れ、御婦人には尚お薬でございます……おい婆さん何を持って来て、ソレこれへ打込ぶっこみねえ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)