“ふんじつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
紛失100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と飯島は孝助の忠義のこゝろざしはかねて見抜いてあるから、孝助が盗み取るようなことはないと知っている故、金子は全く紛失ふんじつしたなれども、別に百両を封金ふうきんこしらえ
何時いつにか前の幕で紅雀の紛失ふんじつして居たのは隣人の盗んだのである事を主人みづかのちの幕で静かに問ひ詰め、突然その隣人の喉に蛇の如く弁髪を巻き附けて締めなが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
陛下を捜そう為ではなく陛下と一緒に紛失ふんじつした玉璽を捜そうためであると、斯う云うことでございます……それで私は謹んで馬袁長老にまで申上げますが、ご安心遊ばせ
喇嘛の行衛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)