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ふみかため
こゝに
玉栗といふ
児戯あり。(春にもかぎらず雪中のあそび也)
始は雪を
円成て
雞卵の大さに
握りかため其上へ/\と雪を幾度もかけて足にて
踏堅、あるひは
柱にあてゝ
圧堅、これを
肥といふ。
こゝに
玉栗といふ
児戯あり。(春にもかぎらず雪中のあそび也)
始は雪を
円成て
雞卵の大さに
握りかため其上へ/\と雪を幾度もかけて足にて
踏堅、あるひは
柱にあてゝ
圧堅、これを
肥といふ。
冬の雪は
脆なるゆゑ人の
蹈固たる
跡をゆくはやすけれど、
往来の
旅人一
宿の夜大雪降ばふみかためたる一
条の雪道雪に
埋り
途をうしなふゆゑ、
郊原にいたりては
方位をわかちがたし。