“ふないくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
船戦50.0%
船軍25.0%
舟軍16.7%
船師8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
オラーフ・トリーグヴェスソンが武運つたなく最後を遂げる船戦（ふないくさ）の条は、なんとなく屋島（やしま）や壇（だん）の浦（うら）の戦（いくさ）に似通っていた。
春寒 (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)
「船軍（ふないくさ）の節敵を組み落とし、水ぎわまでの間にて仕留めるという教えはよほど飛びに自在を得ざれば勝利を得る事あたわず。よって平日この心にて修行すべきなり」
空想日録 (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)
舟軍（ふないくさ）と貿易と海賊の為事（しごと）とは
ファウスト (新字新仮名) ／ ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(著)
大唐（もろこし）の軍将、戦艦（いくさぶね）一百七十艘を率（ひき）いて白村江（はくそんこう）（朝鮮（ちょうせん）忠清道（ちゅうせいどう）舒川県（じょせんけん））に陣列（つらな）れり。戊申（つちのえさる）（天智天皇（てんちてんのう）の二年秋八月二十七日）日本（やまと）の船師（ふないくさ）、始めて至り、大唐の船師と合戦（たたか）う。日本（やまと）利あらずして退く。
金将軍 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)