“ひらて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平手66.7%
平掌31.4%
手掌2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らい了戒りょうかいのあざやかなかね色が、静かに、そして鋭く、眼光刀光が一すじになって詰め寄ろうとしています——平手ひらて青眼せいがんのかたちに。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
喧嘩にはれてますから素敏すばしこい。立つか立たないに、ぴしゃぴしゃと、平掌ひらてで銀の横ッつら引叩ひっぱたいた、その手が火柱のようだからたまりません。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ガラツ八は手掌ひらてでピシヤリと自分の頸筋を叩いて、ベロリと舌を出しました。