トップ
>
ひらしゃ
ふりがな文庫
“ひらしゃ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
緋羅紗
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
緋羅紗
(逆引き)
眼も爪も全く生きた時のままに残した大きな虎の皮に、
緋羅紗
(
ひらしゃ
)
の
縁
(
へり
)
を取ったのがこの店の
重
(
おも
)
な装飾であった。
敬太郎
(
けいたろう
)
は
琥珀
(
こはく
)
に似たその虎の眼を深く見つめて立った。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この暑気に、虎の皮の
大衿
(
おおえり
)
のついた
緋羅紗
(
ひらしゃ
)
の
胴服
(
どうふく
)
を着こんでいるのが、馬鹿らしくてならない。
ひどい煙
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
緋羅紗
(
ひらしゃ
)
を掛けた床の雛段には、浅草の観音堂のような
紫宸殿
(
ししいでん
)
の
甍
(
いらか
)
が聳え、
内裏様
(
だいりさま
)
や五
人
(
にん
)
囃
(
ばや
)
しや官女が殿中に列んで、
左近
(
さこん
)
の桜
右近
(
うこん
)
の橘の下には、三人
上戸
(
じょうご
)
の
仕丁
(
じちょう
)
が酒を
煖
(
あたゝ
)
めて居る。
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ひらしゃ(緋羅紗)の例文をもっと
(11作品)
見る
検索の候補
ひらしや
ひラシャ