“ひゃくもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
百文100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後者のほうが前者よりもより多く創作的であり、前者のほうがひと山百文ひゃくもんの模造物への中間にあるものと考えられるであろう。
科学と文学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
何処どこの店の隅にも転がっているような一山百文ひゃくもん式の我楽多玩具、それが私にはひどく嬉しいんです。
我楽多玩具 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
唯の百文ひゃくもんも借りたることはないその上に、品行は清浄しょうじょう潔白にして俯仰ふぎょう天地にはじずと云う、おのずからほかの者と違う処があるから、一緒になってワイ/\云て居ながら、マア一口ひとくちに云えば
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
当然あたりまえのことでかわきって居るから、その返済する金が出来る位ならば、出来る時節までまって居て借金はしないと、う覚悟をめて、ソコで二朱や一分はさて置き、百文ひゃくもんの銭でも人に借りたことはない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)