“ひぶた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火蓋97.0%
砲火3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人の少壮士官しょうそうしかんは、一しょにけだしていった。それを合図あいずのように、シュペー号の主砲六門は、一せいに火蓋ひぶたを切った。
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しばらくすると、急いで操縦された二個の砲は、角面堡かくめんほうに向かって正面から火蓋ひぶたを切った。戦列歩兵や郊外国民兵らの銃火も、砲兵を掩護えんごした。
娘が嫁うとした所で松島さん、山木もだ社会党を婿むこに取る程狂気きちがひにはなりませんからな、マア/\御安心の上、一日も早く砲火ひぶたを切つて私共わたしどもまうけさして下ださい
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)