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ひそま
ふりがな文庫
“ひそま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
潜
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
潜
(逆引き)
貫一は食はんとせし栗を持ち直して、
屹
(
き
)
とお峯に打向ひたり。聞く耳もあらずと知れど、秘密を語らんとする彼の声は
自
(
おのづ
)
から
潜
(
ひそま
)
りぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
実際について観察すると、蛇が苺を食うでなくて、苺の蔭に
潜
(
ひそま
)
り返って水に渇した小鳥が目に立ちて、紅い苺を取りに来るところを
捉
(
と
)
るのらしいと(『飛騨史壇』二巻九号)。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
さなり、女のその名を呼べるにても知らるるを、と
独
(
ひと
)
り
頷
(
うなづ
)
きつつ貫一は又
潜
(
ひそま
)
りて聴耳立てたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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