“ばんぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蛮族50.0%
蕃族33.3%
蠻族16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サンミゲルは、呂宋島に東南に伸びだした半島の一角にあるささやかな漁村で、陸つづきになっているが、途中にモロという蛮族ばんぞくが住んでいるので、陸路の旅行はできない。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
旭日あさひの昇ってくる方角に、目に見えぬ蓬莱ほうらいまたは常世とこよという仙郷の有ると思う考えかたは、この大和島根やまとしまねを始めとして、遠くは西南の列島から、少なくとも台湾の蕃族ばんぞくの一部までに
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
果然くわぜんれはいくばくもなくして漢族かんぞくのためにほろぼされた。ひと拓拔氏たくばつしのみならず支那塞外しなさくぐわい蠻族ばんぞくおほむねそのてつんでゐる。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)