“ばんじゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
磐石69.6%
盤石28.3%
板石2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまりにけったいなる物のたずね方なので、竜之助、怒気を含んで見返ろうとしたが、この背後が磐石ばんじゃくのように重い。
盤石ばんじゃくのごとく動かない魏軍に対して、孔明がここにやや焦躁しょうそうの気に駆られていたことは否めない事実であったろう。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
でも嬉やたった一ヵ所窓のように枝がいて遠く低地ひくちを見下される所がある。あの低地ひくちにはたしか小川があって戦争ぜんに其水を飲だ筈。そう云えばソレ彼処あすこ橋代はしがわりわたした大きな砂岩石さがんせき板石ばんじゃくも見える。