“はらだち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腹立93.8%
立腹6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも全く孝助はらないようにございます、お腹立はらだちの段は重々御尤ごもっともでござりますが、お手打の儀は何卒なにとぞ廿三までお日延ひのべの程を願いとう存じます
竜之助はいつぞや腹立はらだちまぎれに、お浜に向ってこんなことを言ったことがある。それが今もおそろしい勢いでお浜の耳に反響して来るのでありました。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こらえに耐えた旦那様の御怒が一旦洪水のように切れようものなら、まあその勢はどんなであろう。平常ふだん御人の好い旦那様のような御方が御立腹はらだちとなった日には、どんな恐しいことをなさるだろう。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)