“はむしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葉武者75.0%
端武者25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし果してそうならば、猪早太いのはやたほどにもない雑兵ぞうひょう葉武者はむしゃのわれわれ風情が、遠慮なしに頭からざぶざぶ浴びるなどは、遠つ昔の上臈じょうろうの手前、いささか恐れ多き次第だとも思った。
秋の修善寺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
正隆まさたか、正遠、正光らもおるな。いっしはしたが、尊氏もきもにこたえたはず、直義とて同様。このうえは雑軍ぞうぐん端武者はむしゃの手を待って死ぬはおろか」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われらには一こう合点がてんが相なりません! んぬる元弘げんこうの年の初め、義貞以下、われら端武者はむしゃにいたるまで、綸旨りんじをいただき、かたじけなしと、心骨しんこつに忠誠を誓ッてからは、関東の野には、かばねを積み
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)