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はつのぼ
ふりがな文庫
“はつのぼ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
初上
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初上
(逆引き)
何
(
なに
)
しろ
竜宮界
(
りゅうぐうかい
)
の
初上
(
はつのぼ
)
り、
何一
(
なにひと
)
つ
弁
(
わきま
)
えてもいない
不束者
(
ふつつかもの
)
のことでございますから、
随分
(
ずいぶん
)
つまらぬ
事
(
こと
)
も
申上
(
もうしあ
)
げ、あちらではさぞ
笑止
(
しょうし
)
に
思召
(
おぼしめ
)
されたことでございましたろう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
殊に団十郎が歌舞伎座から一役だけ掛持ちして、「勧進帳」の弁慶を勤める。
大切
(
おおぎり
)
には
初上
(
はつのぼ
)
りの中村
鴈治郎
(
がんじろう
)
がやはり歌舞伎座と掛持ちで出勤して、「近江源氏」の盛綱を勤める。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
大阪では子役中の
麒麟児
(
きりんじ
)
と呼ばれ、
鴈治郎
(
がんじろう
)
ですらも彼に食われるとかいう噂であったが、
初上
(
はつのぼ
)
りのせいか、曾我の対面の鬼王と
鞘当
(
さやあて
)
の
留女
(
とめおんな
)
の二役だけで、格別の注意をひかなかった。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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