“はつかすぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
二十日過100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不幸にも、この心配が暮の二十日過はつかすぎになって、突然事実になりかけたので、宗助は予期の恐怖に火がいたように、いたく狼狽ろうばいした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もう二十日過はつかすぎだし少し稼ごう。——そのシャルル九世くせい年代記を、わが文化の版、三馬さんばの浮世風呂にかさねて袋棚にさしおいた。——この度胸でないと仕事は出来ない。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不幸ふかうにも、この心配しんぱいくれ二十日過はつかすぎになつて、突然とつぜん事實じじつになりかけたので、宗助そうすけ豫期よき恐怖きようふいたやうに、いたく狼狽らうばいした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)