“のりあひばしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乘合馬車66.7%
乗合馬車33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沓掛くつかけまできましたら、やうやくそのへんから中仙道なかせんだうかよ乘合馬車のりあひばしやがありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
箱は、紐をかけられ、名札なふだが打ちつけられた。半時間たつと、それをロートンへ運ばせる爲めに運送屋が呼びに遣られた。そこへ私は次の朝早く出かけて乘合馬車のりあひばしやに出會ふことになつてゐた。
六九 乘合馬車のりあひばしや
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
さて新道が出来ると人力じんりきが通る。荷車は干魚ほしうをなどを積んで通る。郵便脚夫きやくふが走る。後には乗合馬車のりあひばしやが通り、新発田しばたの第十六聯隊れんたいも通つた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)