“のらぎつね”の漢字の書き方と例文
語句割合
野良狐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さつせえ、いまに太陽様おてんとうさまさつせえても、濠端ほりばたかけて城跡しろあとには、お前様めえさま私等わしらほかには、人間にんげんらしいかげもねえだ。偶々たま/\突立つゝたつて歩行あるくものは、しやうくねえ、野良狐のらぎつねか、山猫やまねこだよ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)