“ぬけお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脱落75.0%
抜落25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髪の毛は段々と脱落ぬけおち、地体じたいが黒いはだの色は蒼褪あおざめて黄味さえ帯び、顔の腫脹むくみに皮が釣れて耳のうしろ罅裂えみわれ、そこにうじうごめき、あし水腫みずばれ脹上はれあがり、脚絆の合目あわせめからぶよぶよの肉が大きく食出はみだ
満身の気力一時に抜落ぬけおち候やうなる心地致され、唯惘然ぼうぜんとして榎の梢を眺め暮すばかりにて有之候。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)