抜落ぬけお)” の例文
満身の気力一時に抜落ぬけおち候やうなる心地致され、唯惘然ぼうぜんとして榎の梢を眺め暮すばかりにて有之候。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)