“にんじょうばなし”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
人情噺	44.4%
人情咄	33.3%
人情話	11.1%
人情談話	11.1%

人情噺

圓朝師が在世中、数百の人情噺（にんじょうばなし）を新作いたしました事は皆様が御承知であります。本篇は師が存生中（ぞんしょうちゅう）、筋々（すじ／＼）を私（わたくし）にお話しになりました記憶の儘（まゝ）を申上ぐる次第であります。

後の業平文治 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

人情咄

なまけ学生だったに違いないのは、本箱に入れてあるものは、三遊亭円朝（さんゆうていえんちょう）作の人情咄（にんじょうばなし）だった。

旧聞日本橋：06 古屋島七兵衛 (新字新仮名) ／ 長谷川時雨(著)

人情話

未落語家三遊亭圓朝氏が人情話（にんじょうばなし）の巧に世態を穿ち妙に人情を尽せるに如（しか）ず、其の人の感情を動す頗る優劣ありと言（いわ）んとす、嗚呼（あゝ）圓朝氏をして欧米文明の国に生れしめば、其の意匠の優れたる

松の操美人の生埋：01 序 (新字新仮名) ／ 宇田川文海(著)

人情談話

頃来（このごろ）書肆駸々堂主人一小冊を携えて来り、居士に一言を冠（かん）せん事を望む、受て之を閲（けみ）すれば、即ち三遊亭圓朝氏の演（えん）ぜし人情談話（にんじょうばなし）、美人（びじん）の生埋（いきうめ）を筆記せるものなり。

松の操美人の生埋：01 序 (新字新仮名) ／ 宇田川文海(著)