“なゝつはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
申刻半50.0%
七時半16.7%
丑刻半16.7%
寅刻半16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「昨日の夕方近く——申刻半なゝつはん(五時)過ぎだつたと思ひます、私は土藏の中で客と話をして居りましたが」
と茂二作夫婦は世話になった礼心れいごゝろで、奉行所から帰宅の途中、ある鰻屋へ立寄り、大屋徳平とくへい夕飯ゆうめしをふるまい、徳平に別れて下谷稲荷町の宅へ戻りましたのは夕七時半なゝつはん過で
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
おこし其夜家内は寢鎭ねしづまりやゝ丑刻半なゝつはんとも思ふころ不※ふと起出おきいかねて勝手は知りしゆゑ拔足ぬきあしさし足して奧へ忍び行き佛壇ぶつだんの下より三百五十兩の大金を盜みいだし是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
平次の號令につれて、前後左右から倉賀屋の圍みを絞つたのは寅刻半なゝつはん頃。