“なるたけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
成丈100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほどこす事なく成丈なるたけ穩便をんびんにすべし萬一手荒てあらがましき事相聞えなば屹度きつと沙汰さたに及ぶぞ又此度の儀はかるき事にあらねば早速御用番の若年寄わかどしより衆に進達しんたつに及ふべし此旨主人へとくと申聞けよとてせき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
作「それはいかん、それじゃア御先祖の御遺言状にそむく、矢張指を切れ/\、不憫ふびんにも思うが是れも致し方がない、従来切来きりきたったものを今更仕方がない、併し長助、成丈なるたけ指を短かく切ってやれ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
昨三十七年は我家わがいえの大厄難たるも、幸にして漸く維持を得たるを以て、尚本年は最も正直と勤倹とを実行し且つ傭人やといにん等に成丈なるたけ便宜を与えん事を怠らず
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)