“なまぐさぼうず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生臭坊主50.0%
腥坊主50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途端とたん鼻緒はなおれて、草履ぞうりをさげたまま小僧こぞうや、いしつまずいてもんどりってたおれる職人しょくにん。さては近所きんじょ生臭坊主なまぐさぼうずが、俗人ぞくじんそこのけに目尻めじりをさげていすがるていたらく。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
然し此れが寺だとすれば、住持じゅうじは恐ろしく悟の開けぬ、煩悩満腹、貪瞋痴どんじんちの三悪を立派に具足した腥坊主なまぐさぼうずである。彼は好んで人をう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)