“ながの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長野90.0%
永野10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次に静岡しずおか、次に浜松はままつ、それからさらに大阪おおさか神戸こうべ京都きょうと金沢かなざわ長野ながのとまわって、最後さいご甲府市こうふしへ来たときは、秋もぎ、冬もし、春も通りぬけて、ふたたび夏が来ていました。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
磯部桜といえば上州の一つの名所になっていて、春は長野ながの高崎たかさき前橋まえばしから見物に来る人が多いと、土地の人は誇っている。なるほど停車場に着くと直ぐに桜の多いのが誰の眼にもはいる。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
昼間、永野ながの九十郎という旧家臣が、能役者の仲間にじって、宴楽えんがくに来たのを、当主の頼房よりふさが見つけて
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)