“ながとのくに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長門国83.3%
長門國16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういうことがよく解ったら、今の萩焼とても、ずっとよくなるでありましょう。同じ長門国ながとのくに小月おづきという窯場があることも言い添えておきましょう。雑器に見るべきものがあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
長門国ながとのくに下関に舟で渡ったのが十二月六日であった。雪は降って来る。九郎右衛門の足痛は次第に重るばかりである。とうとう宇平と文吉とで勧めて、九郎右衛門を一旦いったん姫路へ帰すことにした。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
こゝ長門國ながとのくに阿武郡あふのごほりはぎは江戸より路程みちのり二百七十里三十六萬五千ごく毛利家の城下にてことにぎはしき土地なり其傍そのかたはらに淵瀬ふちせといふ處ありむかし此處このところはぎの長者といふありしが幾世いくよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)