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長門国
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ながとのくに
ふりがな文庫
“
長門国
(
ながとのくに
)” の例文
旧字:
長門國
寿永四年五月、
長門国
(
ながとのくに
)
壇の浦のゆうぐれ。あたりは一面の砂地にて、所々に
磯馴松
(
そなれまつ
)
の大樹あり。正面には海をへだてて文字ヶ関遠くみゆ。浪の音、水鳥の声。
平家蟹
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
松平大膳太夫とあるは、この大名のことで、
長門国
(
ながとのくに
)
三十六万九千石の領主を意味する。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
こういうことがよく解ったら、今の萩焼とても、ずっとよくなるでありましょう。同じ
長門国
(
ながとのくに
)
に
小月
(
おづき
)
という窯場があることも言い添えておきましょう。雑器に見るべきものがあります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
長門国
(
ながとのくに
)
下関に舟で渡ったのが十二月六日であった。雪は降って来る。九郎右衛門の足痛は次第に重るばかりである。とうとう宇平と文吉とで勧めて、九郎右衛門を
一旦
(
いったん
)
姫路へ帰すことにした。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
長門国
(
ながとのくに
)
萩の城主三十六万九千石毛利大膳大夫様でござりますかな」
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“長門国”の意味
《固有名詞》
長 門 国(ながとのくに)
日本の旧国(令制国)のひとつ。現在の山口県北部および西部にあたる。
(出典:Wiktionary)
“長門国”の解説
長門国(ながとのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。山陽道に属する。
(出典:Wikipedia)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“長門国”で始まる語句
長門国引島