“なかたんぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中田圃80.0%
中反圃20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浅草中田圃なかたんぼの、妹とふたり侘び住んでゐる浪人宝生栄之丞宅の格子戸の前へ、烈しい日の光りを浴びながら案内を乞ふてゐる、四十がらみの、スーツと背の高い、垢抜あかぬけのした男は、吉原名題の幇間
吉原百人斬り (新字旧仮名) / 正岡容(著)
武州小手塚村無宿一名早乘事三次三十七歳 其方所々しよ/\に於て小盜こぬすみ致し其上麹町三丁目町醫村井長庵に同意爲し淺草中田圃なかたんぼに於て三州藤川在岩井村百姓十兵衞後家ごけやす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
吉原の中反圃なかたんぼにて殺害に及びし小手塚こてづかの三次舊名もとのな早乘はやのり小僧の三次其頃火附盜賊改め石原清右衞門殿へ召捕に成りしに舊惡きうあく追々露顯ろけんしとても助からずと覺悟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かぞへるに第一札の辻にて弟十兵衞を殺害せつがいし罪を浪人らうにん藤崎道十郎に負せ二ツにはお富を賣り三ツにはお安を三次にたの中反圃なかたんぼにて殺させ今又伊勢屋千太郎を欺きて五十兩の金子を騙り取久八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幸ひ中反圃なかたんぼの地藏の影へ引摺ひきずりゆきなほ段々だん/\と異見を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)