“ないそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
内奏28.6%
内争14.3%
内想14.3%
内葬14.3%
内諍14.3%
内走14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途中、秀吉のはからいと内奏ないそうによって、信雄にたいし、正三位権大納言しょうさんみごんだいなごん叙任じょにんの沙汰があった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
内争ないそうは禁物ですし、かえりみてもいられませぬ。かつ、吉野や金剛山の宮方を、絶滅するには、このさい、思いきり大量な兵を投じて、余りな長陣にはせぬご方針とも聞いております」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うろこぐもと鉛色なまりいろの月光、九月のイーハトヴの鉄道線路てつどうせんろ内想ないそうです。
欠けと云うのは奥様がおッんだそうで、急だから内葬ないそうにしようと云うので、うちを建ったばかりで葬式とむらいを出したくねえてえ、早く穴を掘れって云付いいつかったで急に寺へ手伝いに参りますので
秀之進はすぐ眼前に聞いた問答によって、水戸家内諍ないそうの根づよさをまざまざと見た。かれが水戸へゆく要務もその事に係わっている、係わっているというよりもその渦中にはいるのだ。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
皇叔こうしゅくのお行方についても、曙光が見えかけておりますが、もしあなた様がたにお告げして、それがふと内走ないそうの下女から外にでももれては、これまでの苦心も水泡に帰するやも知れずと
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)