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どうちゅうざし
ふりがな文庫
“どうちゅうざし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
道中差
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道中差
(逆引き)
「馬鹿め!」と
訛
(
なまり
)
ある上州弁、旅人は初めて一喝したが、まず菅笠を
背後
(
うしろ
)
へ刎ね、
道中差
(
どうちゅうざし
)
を引き抜いた。構えは真っ向大上段、足を左右へ踏ん張ったものである。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そこで静かに起きあがり、
納戸
(
なんど
)
から
道中差
(
どうちゅうざし
)
を取り出した。むろん亡くなった義父の品で、久しく出したことがないから、刃には
錆
(
さび
)
がでていた。彼は
抜身
(
ぬきみ
)
を持って寝間へ戻り、女房を揺り起こした。
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
と云われこの時は永禪和尚もこれは
隠悪
(
ぼく
)
が
顕
(
わ
)
れたわい、もう是れまでと思って
爺
(
じゞ
)
い
婆
(
ばゞあ
)
を切殺して逃げるより
外
(
ほか
)
はないと、
道中差
(
どうちゅうざし
)
の
胴金
(
どうがね
)
を膝の元へ引寄せて半身構えに成って坐り、
居合
(
いあい
)
で抜く了簡
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
どうちゅうざし(道中差)の例文をもっと
(11作品)
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