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とびち
ふりがな文庫
“とびち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
飛散
71.4%
飛地
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛散
(逆引き)
あの声あの飛び方の
奇抜
(
きばつ
)
なるは別として、その羽毛の彩色に至っては、確かに
等倫
(
とうりん
)
を絶している。これは疑う所もなく熱帯樹林の天然から、小さき一断片の
飛散
(
とびち
)
ってここにあるものである。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
おお沢山な
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
じゃ、このちらちらむらむらと
飛散
(
とびち
)
る処へ
薄日
(
うすび
)
の
射
(
さ
)
すのが、……あれから見ると、
近間
(
ちかま
)
ではあるが、もみじに雨の降るように、こう
薄
(
うっす
)
りと光ってな、夕日に
時雨
(
しぐれ
)
が来た
風情
(
ふぜい
)
じゃ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
とびち(飛散)の例文をもっと
(5作品)
見る
飛地
(逆引き)
桃生郡西南の地を、一帯に「深谷」といって、そこに式部
宗倫
(
むねとも
)
の所領の
飛地
(
とびち
)
があり、伊達安芸の遠田郡と境を接していた。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
御承知でもございましょうが、江戸時代にはそこらは桑名藩の
飛地
(
とびち
)
であったそうで、町には藩の陣屋がありました。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
とびち(飛地)の例文をもっと
(2作品)
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