“ととさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
父様50.0%
父親50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見得をかまはず豆なり栗なり気に入つたを喰べて見せておくれ、いつでも父様ととさんうわさすること、出世は出世に相違なく、人の見る目も立派なほど
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私や父様ととさんが遠慮してさのみは出入りをせぬといふも勇さんの身分を恐れてでは無い、これがめかけ手かけに出したのではなし正当しようたうにも正当にも百まんだら頼みによこして貰つて行つた嫁の親
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
年はゆかねど亥之助といふおとともあればその様な火の中にじつとしてゐるには及ばぬこと、なあ父様ととさん一遍勇さんに逢ふて十分油を取つたら宜う御座りましよと母はたけつて前後もかへり見ず。
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「あんなに機嫌のいい父親ととさんが、死ぬ気になるはずはありません。それに」