“ときめき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
動悸87.5%
顕貴12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、客の伊勢守を想像しながら、出迎えのため、彼方へ足早に歩いてゆく間も、何か少年じみた動悸ときめきさえ抱いていた。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そういう戦慄と、異性へ動悸ときめきと、ふたつの血の音が、沈黙の底を、こもごもに駆けていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と言ふのは、彼の心のうちに、貴族社会の冷やかなほど筋目正しい秩序に育てられて、顕貴ときめき——特にそれが装ふあらゆる何気ない幸福の表情の根に横はる一種の密かな特権に向けて、彼の侮蔑と野心とが冥々の裡に芽生え、極く自然な生長を遂げて行つたといふほどの意味である。
垂水 (新字旧仮名) / 神西清(著)