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とおがすみ
ふりがな文庫
“とおがすみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
遠霞
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠霞
(逆引き)
見附の火の見
櫓
(
やぐら
)
が
遠霞
(
とおがすみ
)
で露店の灯の映るのも、花の
使
(
つかい
)
と
視
(
なが
)
めあえず、遠火で
焙
(
あぶ
)
らるる思いがしよう、九時というのに屋敷町の塀に人が消えて、
御堂
(
みどう
)
の前も
寂寞
(
ひっそり
)
としたのである。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
菜
(
な
)
の
花畠
(
はなばたけ
)
、
麦
(
むぎ
)
の畠、そらまめの花、
田境
(
たざかい
)
の
榛
(
はん
)
の木を
籠
(
こ
)
める
遠霞
(
とおがすみ
)
、村の
児
(
こ
)
の
小鮒
(
こぶな
)
を
逐廻
(
おいまわ
)
している
溝川
(
みぞかわ
)
、
竹籬
(
たけがき
)
、
薮椿
(
やぶつばき
)
の落ちはららいでいる、
小禽
(
ことり
)
のちらつく、何ということも無い田舎路ではあるが
野道
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
とおがすみ(遠霞)の例文をもっと
(2作品)
見る
“とおがすみ”の意味
《名詞》
とおがすみ【遠霞】
遠くをぼんやりと覆う霞。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
えんか
とほがす
とほがすみ