“ちゅうどしま”の漢字の書き方と例文
語句割合
中年増100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まえにそう知らせてあったらしく、中年増ちゅうどしまのはきはきした女房が出て、自分でその部屋へ案内をし、着換えも手伝ってくれた。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
二十四五の中年増ちゅうどしまで、内証ないしょうは知らず、表立った男がないのである。京阪地かみがたには、こんな婦人を呼ぶのにいのがある。(とうはん)とか言う。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つやッぽい節廻ふしまわしの身にみ入るようなのに聞惚ききほれて、為永ためなが中本ちゅうほんに出て来そうなあだ中年増ちゅうどしまを想像しては能くうわさをしていたが、或る時尋ねると
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)