“ちゅうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中華50.0%
中夏16.7%
厨下16.7%
鋳化16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本の歴史にも、中華ちゅうか史上にも少ないくらいな、武士ぶしつらよごしが、武田たけだ滅亡のさいに、二人あった。一人はこの梅雪、一人は小山田信茂おやまだのぶしげである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その丞相ですらなお中夏ちゅうかを定め得なかったことを思うと、いわんや、われら如きにおいてをやと、痛感しないわけにはいかない。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もっとも抽斎をして不平に堪えざらしめたのは、栄玄が庶子とまを遇することの甚だ薄かったことである。苫は栄玄が厨下ちゅうかに生せたむすめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
よし同型中に鋳化ちゅうかせられんでも軒をならべて狂人と隣り合せにきょぼくするとすれば、境の壁を一重打ち抜いていつのにか同室内に膝を突き合せて談笑する事がないとも限らん。こいつは大変だ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)