“だきに”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダキニ
語句割合
吒幾爾25.0%
吒枳尼25.0%
荼吉尼25.0%
荼枳尼25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吒幾爾だきにの密法は容易ならざる呪詛じゅそであって、もし神々がそれを受けない時には還着於本人げんちゃくおほんにんと言ってのろったものに呪詛がかえるのだからといって。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
彼は上賀茂かみがもの神社の後ろの森の中に呪詛じゅその壇を築いて、百夜ももよの間吒幾爾だきに密法みっぽうを行じました。宗盛をのろい殺すために。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
なるほど、後宮の女人にはうけがよいし、みかどや准后じゅんごうのおおぼえもよろしいが、その説くところは、男女交合の極致を宗教の中に置いた吒枳尼だきにの密教とやらであるそうな
我国で魔法の類のしょうを挙げて見よう。先ず魔法、それから妖術、幻術、げほう、狐つかい、飯綱いづなの法、荼吉尼だきにの法、忍術、合気あいきの術、キリシタンバテレンの法、口寄せ、識神しきじんをつかう。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大日経だいにちきょう巻第二に荼枳尼だきには見えており、儀軌真言ぎきしんごんなども伝来の古いものである。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)