“そんしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
村社50.0%
存者25.0%
村舎25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇賀長者の邸跡やしきあととしては、今、吾川郡あがわぐん浦戸村の南になった外海がいかいに沿うた松原に、宇賀神社と云う村社そんしゃがある。その村社の背後うしろには古墳らしい円錐えんすい形の小丘しょうきゅうもある。土地の人はこれ糠塚様ぬかづかさまと云っている。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
觥籌こうちゅう又何ぞ数えんといいて、快楽主義者の如く、希直きちょくは俗にして、いんしんに、酒のうれいたる、謹者きんしゃをしてすさみ、荘者をして狂し、貴者をしていやしく、存者そんしゃをしてほろばしむ、といい、酒巵しゅしの銘には
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
菅茶山かんちゃざんの黄葉落陽村舎そんしゃに立ちよって、十四日には便船で兵庫にあがるという叔父の春風からの通知をうけたので、山陽は、前日から大坂の後藤松蔭の宅に泊って、明る朝
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)