“そよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素養66.7%
麁葉16.7%
疎葉16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
音楽家としての素養そようが、一朝一夕には得難えがたいことを知ると、ライプチッヒ大学の音楽学生として、良師ワイリングの下に六か月の大精進だいしょうじんを続け、和声学と対位法の大体を修得して
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
きんの価十銭の葉を喫するも、口にならざるに非ず。その後二十銭のものを買い、これに慣るること数日なれば、またはじめの麁葉そようを喫すべからず。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
然らばすなわちこの麁葉そようは、最初に美を呈したるに非ず、ただ我が当時の口にてこれを美と称し快楽と思いしのみ。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
東坡巾先生は叮嚀ていねいにその疎葉そようを捨て、中心部のわかいところをえらんで少しべた。自分はいきなり味噌をつけて喫べたが、すこしくあまいがめられないものだった。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)