麁葉そよう)” の例文
きんの価十銭の葉を喫するも、口にならざるに非ず。その後二十銭のものを買い、これに慣るること数日なれば、またはじめの麁葉そようを喫すべからず。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
然らばすなわちこの麁葉そようは、最初に美を呈したるに非ず、ただ我が当時の口にてこれを美と称し快楽と思いしのみ。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)