“そたん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
曾丹25.0%
疎胆25.0%
粗胆25.0%
蘇旦25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土地の人の説では山間の路狭き所を何々ガイトという由、『曾丹そたん集』の歌にある「かいとの路」はこのカイトかとある。人家のない山のいりなどならば、やはり谷を意味するヤツかも知れぬ。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
我邦における犬公方いぬくぼうの名ある疎胆そたん雄略の綱吉が将軍職にきたる明年(天和二年、一千六百八十二年)におよんでは、彼得ペートル大帝位にき、遠馭えんぎょ長駕、経略けいりゃくの猛志さらに百尺ひゃくしゃく竿頭かんとう一歩を進め
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
斯老しろう襟懐きんかい想い見るべし。彼粗胆そたん笨腹ほんぷくの慷慨家ならんや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
それ等の人物も心理描写の上には存外しばしば写実主義的である。たとへば「日本振袖始にほんふりそではじめ」さへ、巨旦こたん蘇旦そたん兄弟の争ひは全然世話もの中の一場景と変りはない。