“そうきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宗訢25.0%
宗金25.0%
惣金25.0%
総金25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諷経ふうきん散華さんげなどの式のあと、さらに禅門各大和尚たちの、起龕きがん念誦ねんじゅ奠湯てんとう奠茶てんちゃ拾骨しゅうこつ、——などこもごもな礼拝が行われ、さいごに宗訢そうきん笑嶺和尚の、偈辞げじが読まれ、笑嶺が満身から
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この人は将棋家元大橋家の最後の人たる大橋宗金そうきんから、初段の免状を貰つてゐると云ふ珍らしい人だつた。よく将棋の古実などを話してくれた。
将棋 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
水戸家の元側用人そばようにんで、一方の統率者なる小四郎は騎馬の側に惣金そうきんの馬印を立て、百人ほどの銃隊士にまもられながら中央の部隊を堅めた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
むかしむかし、町といなかに、大きなやしきをかまえて、金のぼんと銀のおさらをもって、きれいなおかざりとぬいはくのある、いす、つくえと、それに、総金そうきんぬりの馬車までももっている男がありました。
青ひげ (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)