“ぜうぜつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
饒舌100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二台の馬車に、客はマバラに乗り込みぬ、去れど御者も馬丁ばてい悠々いう/\寛々くわん/\と、炉辺に饒舌ぜうぜつしつゝあり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
夫の詞少きとはうらうへにて、この媼はめづらしき饒舌ぜうぜつなり。そなたは薊生ふる沙原より、われ等に授けられたるイスマエル(亞伯拉罕アブラハムの子)なるぞ。されどわが饗應もてなしには足らぬことあらせじ。
彼は自分がなかなか饒舌ぜうぜつであることを知つて驚いた程であつた。
日本三文オペラ (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)