“せんめい”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
闡明	90.5%
鮮明	6.8%
宣名	1.4%
舛命	1.4%

闡明

が——ここにただ一つ、これだけは確実に、彼の口から出て、彼が眼の前で、祐筆に書かせ、公然、四海に闡明（せんめい）したことばがある。

茶漬三略 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

鮮明

その中で、どうしたらこの難局を逃れることができるかという、自己防衛の線がだんだん太く鮮明（せんめい）になり、ほかの一切の想念を駆逐（くちく）して行った。

月と手袋 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)

宣名

という宣名（せんめい）のうちには、故信長にたいして

新書太閤記：08 第八分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

舛命

わたくしは最後に水津官蔵の女（ぢよ）の薄命と、その京水との奇遇を一顧して置きたい。京水の文に由つて、覊旅の女の語つた所を窺ふに、女の父官蔵が早く既に舛命（せんめい）の苦を閲（けみ）し尽したらしい。

伊沢蘭軒 (新字旧仮名) ／ 森鴎外(著)