“せんけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千家66.7%
仙家33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうもマア、乞食こじきになつても砂張すばり建水みづこぼしをすてないといふところは、しんのお茶道人ちやじんでげすな、お流儀りうぎは…乞「へい千家せんけでございます。主「誰方どなた御門人ごもんじんで……。 ...
が、衛養療法や静座法を研究するつもり千家せんけの茶事を学ぶに等しい二葉亭の態度では禅に満足出来るはずがないのが当然で、結局禅には全く失望した。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
これが、仙家せんけの不死の霊薬でござるよ。この一杯の霊酒を服すると、諸々もろもろの罪障を解脱げだつし、我等の魂は、汚い血肉を捨てて、生きながら浄土の法悦をける。
客の小山先ず一口あじわい「なるほどこれは妙な酒だ。まるで仙人の飲みそうなものだ。仙家せんけの菊水とでもいうようだね」小山の妻君も「私にも戴けますね、大層結構です」大原も「これはおつだ」と一口に飲み干さんとするを
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)